「スマートフォンがあるから、腕時計はいらない」本当にそうでしょうか。時計の役割を「時間を確認する」だけのものと定義するなら、ある意味でそれは正しいでしょう。しかし、オロビアンコの腕時計の芸術的なデザイン性と機能性に触れたあとでも同じ意見を持ち続けることができる人は少ないと予想できます。なぜなら、オロビアンコの腕時計には時を刻む以上の価値があるからです。はたしてその価値とは何かを、オロビアンコというブランドの背景と魅力に迫りつつ詳しくご紹介していきましょう。
洗練されたイメージをもつイタリアブランド「オロビアンコ」とは
オロビアンコのブランドイメージは「上質」「洗練」「こだわりのおしゃれ」といったものが挙げられるでしょう。その理由の1つが、オロビアンコがイタリアブランドであることです。イタリアブランドと聞いて、グッチやプラダなどの世界的ハイブランドを始めとする有名ブランドの数々を思い浮かべる人も多いでしょう。また、イタリアはファッションの街とも呼ばれており、日本においては「イタリア製」イコール「ハイセンス」というプラスイメージが浸透しているといっても過言ではありません。イタリアブランドであるオロビアンコが、一般的に「おしゃれで洗練された人が持つブランド」というイメージを持たれがちなのも納得です。 もちろん、オロビアンコがそういったブランドだとみなされるのは「イタリアブランドだから」という単純な理由からだけではありません。やはり、最大の要因はオロビアンコが作り出す機能性とデザイン性を備えたさまざまなアイテムでしょう。細部までこだわりぬいた芸術的ともいうべき完成度の高さが世界中の人々に認められたからこそ、良質なファクトリーブランドというイメージが浸透しているのです。
オロビアンコのブランドコンセプトと魅力の背景
オロビアンコは、1996年創業のイタリアブランドです。そのわずか3年後の1999年には日本にも上陸を果たし、今日までずっと幅広い層からの変わらぬ支持を得続けています。ブランド名である「Orobianco(オロビアンコ)」は「貴重であるもの」「白金」という意味をもつイタリア語です。そのブランドロゴの中央には、カシミアヤギをモチーフにしたマークが刻まれています。カシミアヤギの毛は高級な繊維原料として取引されることから、現地の人々は敬意をこめてヤギを「ホワイトゴールド」と呼ぶのです。それに感銘を受けた、オロビアンコの創業者兼デザイナーであるジャコモ・ヴァレンティーニ氏がカシミアヤギをブランドロゴに取り入れたといわれています。さりげないあしらわれ方ではありますが、そういった背景があると知ることで、より一層オロビアンコの魅力を深く感じることができるのではないでしょうか。 オロビアンコは日本でも非常に人気のブランドですが、日本国内の正規の代理店は関東に2店舗しかありません。よって、それ以外の地域の人々がオロビアンコのアイテムを手に入れるには、百貨店やセレクトショップなどで購入する必要があるといえます。オロビアンコの公式ショップやその他の通販サイトでの購入も可能ですが、現物を見てじっくりと選びたいのであれば店頭に足を運ぶのが良いでしょう。オロビアンコ独自の洗練されたデザインやイタリア製のこだわりのパーツが醸し出す風合いなどは、直接目で見てこそ真価を実感できるといえるからです。 オロビアンコのブランドコンセプトは、「旅や日常の生活の中で生まれるモノづくり」とされています。つまり、洗練されたデザイン性のみならず、長く愛用し続けることができる機能性と作りの堅実さの追求のうえに、オロビアンコのアイテムの根幹があるということです。イタリアの伝統的かつ先進的な職人技と、こだわり抜かれたイタリア製素材の無駄のないコンビネーションがそのコンセプトを実現しています。
オロビアンコの腕時計の人気に迫る!
ビジネス用のナイロンバッグや財布などがブランドを代表するアイテムとして知られているオロビアンコですが、実は腕時計市場においてもファンが多いのです。2008年にオロビアンコから新たにうちだされた腕時計ラインの「オロビアンコタイムオラ」の人気は20代以降の男女に徐々に広まっていき、やがてハイセンスな腕時計ブランドとしての地位を確立しました。 オロビアンコの創業者兼デザイナーであるジャコモ氏は、時計について次のような考えを示しています。「時計とは機能性と芸術性の両方をあわせ持つ、1つの美術品の完成形である」こういった、ゆるぎない信念にもとづいて作り出されるオロビアンコの腕時計の芸術性には目をみはるものがあります。そのデザインの代表格といえるのが、「オロビアンコタイムオラ」がブランドウォッチ第一弾として発売した「ORACLASSICA(オラクラシカ)」です。クラシカルでいて先進性をかもし出すオラクラシカシリーズは、その文字盤のハイセンスかつ緻密なデザインがイタリアンレザーベルトの高級感とあいまって、長く使い続けても一向に飽きのこない1品だといえます。「オロビアンコタイムオラ」からは他にもユニセックスなデザインの「RETTANGORA(レッタンゴラ)」や女性に人気の「CINTURINO(チントゥリーノ)」などのシリーズがあります。 「オロビアンコタイムオラ」の腕時計は、主に20代から30代のビジネスマンに人気です。その理由は、やはりそのハイクラス感のあるデザインと機能性からは想像もつかない「リーズナブルさ」にあるといえます。タイムオラの腕時計は2万円から5万円強の価格帯のものが多く、社会人としてのステージアップを望む若者たちでも比較的容易に手が届きやすいのです。また、スーツ等にもぴったりの重厚でクラシカルな存在感がビジネスマンにはうってつけである点も、その年代層からの支持を集めている理由の1つだといえるでしょう。
オロビアンコタイムオラでおすすめの腕時計は?
ここでは「オロビアンコタイムオラ」のおすすめ厳選腕時計をご紹介します。まずは、タイムオラを語るうえでは外せない「ORACLASSICA(オラクラシカ)」からです。 オラクラシカの魅力は、その文字盤に見えるこだわりです。印象深い、大きめの文字盤の中央には三日月状のスケルトンデザインが施されており、そこから中の精密なゼンマイ仕掛けがさりげなくのぞきます。全体的にシャープで先進的なデザインなのですが、そういった機械仕掛けをのぞかせることでインダストリアルな雰囲気をも味わうことができるのです。価格帯は4万円からのものが多く、タイムオラの中では高価な部類に入るでしょう。オラクラシカは振動による自動巻式が採用されているため、身につけないままでいると動きが止まってしまいます。それを手間ととるか、味わいの1つととるかは自分次第です。続いて「RETTANGORA(レッタンゴラ)」をご紹介します。レッタンゴラを日本語に直訳すると「長方形の時」という意味です。文字盤が長方形であることがその名にちなんでいますが、やはりそこはオロビアンコクオリティ、ただの長方形の時計とは一味も二味も違います。注目すべきは、やはりベルトのイタリアンレザーでしょう。高品質の皮を使用しており、使い続けるほどに情緒的な色合いに変化します。文字盤の長方形も直線のみではなくゆるやかなカーブが取り入れられているため、女性にもフィットするデザインです。
オロビアンコタイムオラで自分だけのベストウォッチを見つけよう
オロビアンコは、伝統技巧を重んじながら、人々の生活にあわせた進化を続けるイタリアンブランドといえます。バッグのラインナップが有名ですが、ご紹介したとおり、腕時計ブランドとしての実力もかなりのものです。オロビアンコの腕時計は、創業者のジャコモ氏の言葉を借りるのであれば、まさに「身に着ける芸術品」でしょう。実際に、クラシカル、ユニセックス、マニッシュと豊富なベクトルのデザイン性が、上質かつおしゃれな腕時計を求める人のニーズに応えています。「オロビアンコタイムオラ」の腕時計は、社会人としてのステップアップとしてや、愛する恋人へのプレゼントとしてなど、さまざまなシーンでそれぞれの貴重な時を彩ってくれるのです。長く愛用できる腕時計「オロビアンコタイムオラ」で自分だけの逸品を探してみてはいかがでしょうか。