スーツのお供は腕時計!ビジネスマン御用達の人気ブランド5選

スーツに合う腕時計を選ぶのは、なかなか難しいものです。派手すぎるものは目立ちすぎて良くないし、かといってまったく目立たないものでは装飾品としての意味がありません。時間を確認するだけならスマホを持っていれば事足ります。しかし、腕時計には身につけている人の個性をさりげなくアピールするという重要な役割があるのです。

そこで今回は、スーツに合わせるにはこのブランドを選べば間違いないという5つのブランドを紹介します。

入門に最適な「シチズン」

シチズンという社名には「市民」という意味があります。最初に作った懐中時計に「シチズン」と名付けたのがその由来です。企業理念の「市民に愛され市民に貢献する」は、多くの人々に幅広く愛されるシチズンにふさわしいものといえるでしょう。そのフレンドリーな名前のとおり、シチズンには構えずに身につけることのできる入門に最適な腕時計を数多く揃えています。使い勝手を良くすることを最優先に考慮するシチズンでは、これまでにもさまざまな革新的機構を発表してきました。たとえば、世界初である水晶電子クロック、光発電のエコドライブ、耐震装置パラショックなどがあげられます。現在もGPS機能を搭載するなどその進化が止まることはなく、世界に先駆けた機能を搭載したモデルを次々と展開させています。なかでも、シチズンといえばやはりエコドライブというほど、光発電の魅力は外せません。入門機といえどもエコドライブ搭載機を選んだほうがよいでしょう。最初の一本としては、シチズンコレクションのクロノグラフなどはいかがでしょうか。手頃な値段でエコドライブを搭載した人気の製品です。

高いコスパが嬉しい「ニクソン」

アメリカ西海岸から人気の広まった若者向けのブランドといえば、ニクソンです。サーフィン、スノーボード、スケートボードの3S用スポーツ腕時計として人気を博しています。スポーツ向けといってもデザインは洗練されていてスマートであるため、スーツ姿でつけていても違和感はないでしょう。シンプルなデザインも出していて、たとえばTHE PORTER LEATHERなどであればスポーツ感はなく、丸型のケースにレザーバンドといったベーシックなデザインになっています。その上品な見た目は、フォーマルな場面からビジネス、日常生活のあらゆるシチュエーションをカバーしてくれるでしょう。値頃な値段でありながら、バリエーションも豊富です。文字盤やケースが、シルバーやブラック、ガンメタル、ローズゴールドといったさまざまな質感のある色から選べます。性能、質感、デザインともに優れていながら、価格は2万円を少しこえる程度です。ニクソンはまさにコストパフォーマンスの高いブランドであるといえるでしょう。

安定の国産ブランド「セイコー」

腕時計といえばセイコーを思い浮かべる人も多いでしょう。それほどセイコーというブランド名は、日本人の心に馴染んでいます。国産初の腕時計を作ったのもセイコーであれば、世界初のクォーツ腕時計を発表したのもセイコーです。まさに世界に誇れる日本の腕時計メーカーといえるでしょう。その製品ラインナップも豊富で、1万円代から購入できる機械式の腕時計から、スイスの高級腕時計と較べても遜色のない「グランドセイコー」まで、さまざまな用途、ユーザーに合わせた製品を揃えています。スーツに合わせる腕時計として、安定した品質を誇るセイコーの腕時計は最適です。なかでもセイコーのクォーツには定評がありますが、あえて機械式を選ぶというのも面白い選択ではないでしょうか。セイコーの機械式時計の技術を駆使したセイコーメカニカルシリーズは、美しいシルバーのフェイスにブラックのベルト、シンプルなデザインの中に精巧な機械が時を刻むものです。秒針のひと刻みごとが機械の力だけで動きます。ビジネスシーンでも映える高級感を漂わせながら、男心もくすぐる逸品でしょう。

デザイン性が光る「ハミルトン」

アメリカで、鉄道時計から発展したブランドと言えばハミルトンです。アメリカの鉄道網の運行を支え、1893年には公認鉄道時計としての名誉を獲得しました。その後、ハミルトンは軍用時計としても採用されるなど発展を続けます。ミリタリー時計は現在も続く人気シリーズになっています。歴史あるハミルトンですが、世界初の電池式時計や、LEDウォッチを発表するなど、革新性においても優れた面を持っています。デザインも斬新なものがあり、ハリウッドのSF映画にもハミルトン製のユニークな腕時計が登場するなど話題となりました。また、「ベンチュラ」など左右非対称なデザインの腕時計も有名です。しかしながら、スーツに合わせるにはもう少しオーソドックスなデザインである「ジャズマスターシリーズ」などがよいでしょう。変わった形の「FACE 2 FACE」などもありますが、ほとんどのものはケースが真円で品のあるデザインとなっています。さまざまな価格の中から5万円を少し上回る程度のものを選ぶと、上質な腕時計を手に入れることができるでしょう。文字盤の美しさに心惹かれてしまう人も多い「ジャズマスター」、スーツ姿にぜひ合わせてみたい腕時計のひとつです。

貴重なオーダーメイド「ノット」

ノットというメーカーは、まだあまり知られていないかもしれません。なぜならノットは設立されて間もないブランドだからです。ノットは、腕時計を時計としてよりも個性を表現するリストウェアであると主張しています。そしてノットの方針として、日本品質の腕時計をカスタムオーダーできるサービスを提供しています。魅力的なのは、カスタムオーダーできる腕時計でありながら1万円台から購入できるというリーズナブルさです。海外工場や商社、代理店などの中間流通をカットし、日本工場で組み立てるといった方法で実現されています。手頃な価格なので、真に個性的な腕時計を手に入れたいならノットを選択するのが最適ではないでしょうか。スーツに合わせる製品として、カスタムオーダーを選択したいものです。文字盤からストラップ、バックルのカラーを選ぶなどして、自分好みの個性的な腕時計をオーダーしてみてください。日本の機械式腕時計の技術を継承するために生まれたというノットのフラッグシップモデル「AT38」を購入するという選択も悪くありません。

まとめ

腕時計のブランドはたくさんあり、製品はその数をさらに上回る多さです。それほど多くのブランド製品からスーツに合う腕時計を見つけるのは至難の業といえるでしょう。腕時計選びに迷うようであれば、入門用に最適なシチズン、コスパに優れデザインも素敵なニクソン、最高の品質を誇る安定のセイコー、実用性とデザイン性を兼ね備えたハミルトン、個性を際立たせてくれるノットの5ブランドから選んでみてください。お気に入りの逸品がきっと見つかるはずです。