デザインを見る!腕時計の選び方

「かっこいい腕時計」「可愛い腕時計」といっても人によって選ぶ腕時計は異なります。なぜなら選ぶ腕時計のデザインは、どんなシチュエーションで使うかという点が大きく影響するからです。個々の好み以上に、どんな場面で使うかが大きく影響する腕時計選びでは文字盤部分のデザインが同じでもベゼルの色やベルトの材質を少し変えるだけで、まったく違って見えてきます。ここではシチュエーションにぴったりと合う腕時計の選び方をご紹介します。

腕時計を使うシチュエーション

同じ人でも腕時計を「ビジネスシーンで使うとき」と「プライベートシーンで使うとき」があります。プライベートシーンといっても、さまざまな場面があり行き先が違えば服装も異なるでしょう。例えば、ある程度ドレスコードが決まった場所に行くときとアウトドアで遊ぶときとでは、服装が異なって当然です。遊びに行く場合でも街中に出かけるときと山や海へ出かけるときとでは必要となる時計の機能も少し違ってきます。このようにまったく異なったシチュエーションで同じ時計を使おうとすると服装と合わなくなるのはもちろん使い勝手が悪いと感じる場面も出てきます。そのため時計も洋服や靴と同様、シチュエーションに合わせた着替えが必要です。たくさんの時計を使い分けるのは大変でも、ビジネスとプライベートの2つくらいは分けておいた方がよいでしょう。

ビジネスで使いやすいデザインの特長

ビジネスで使う時計を選ぶならスーツに合うものという基準で選ぶのが基本です。上着の袖先からちらっと見える程度だから、どんなものでも構わないなどと甘く考えてはいけません。腕を動かした瞬間、派手なデザインや色はすぐに周りの人の目に留まります。まず、ビジネス用の腕時計はデジタル盤面でないものを選びましょう。デジタルの腕時計は子どもっぽく見え、仕事相手からの印象が低くなる可能性があります。ベルトは金属ならシルバー、革なら黒か濃茶のものを選びましょう。靴、カバン、ベルトなどの小物と統一感を持たせるとおしゃれに見えます。文字盤は白またはシルバーがおすすめです。個性を主張しすぎないうえに冠婚葬祭でも問題なく使えます。高級すぎるブランド腕時計を避けるのもビジネスシーンでは基本です。上司や取引先からつまらない理由で反感を買いかねません。年齢や役職などに合う価格帯のブランドの中からシンプルなデザインの腕時計を選ぶということが大事です。

プライベートで使いたいデザイン

せっかくプライベート用の腕時計をビジネス用と別に持つならビジネス用途は方向性の違う遊び心のあるデザインを選びましょう。例えばビジネス用の腕時計が文字盤もベルトもシルバーのシンプルなデザインの時計ならプライベート用にゴールドの文字盤で茶の皮ベルトという腕時計のもおすすめです。オンとオフの区別がつきやすく身につけるだけで気持ちの切り替えができます。「どのような過ごし方をするか」「どのような服装で過ごすか」という点が、プライベート用の腕時計を選ぶときの大事なポイントです。街中で過ごすことが多いなら時計としての機能よりもファッション性を優先して選んだ方が楽しめます。しかしスポーツやアウトドアをして過ごすなら必要な機能や丈夫さに目を向けた方が納得できるものが選べるでしょう。

ビジネスとプライベート混同で使えるモデル

ビジネスとプライベートを兼ねられるデザインの腕時計を選ぶならオリエント、セイコー、シチズン、カシオなど日本のメーカーのものが手ごろで使い勝手もよいでしょう。電池交換やメンテナンスが必要になることを考えると海外メーカーの腕時計を1本で兼用するのは難しいかもしれません。どこでも電池交換ができ、修理もしてもらいやすい時計を選んでおいた方が無難です。オリエントならオリエントスター、セイコーならブライツ、シチズンならプロマスター、カシオならウェーブセプターあたりが兼用しやすいモデルといえます。文字盤が白やシルバーでなく黒や紺のものを選ぶなら、できるだけデザインがシンプルなものを選ぶのがコツです。ベルトは金属か革のものを選び樹脂製のベルトは避けた方がよいでしょう。ビジネスで使うことをメインにプライベートでも使えるデザインを選ぶという選び方をするのがおすすめです。

機能重視のデザインとは

アウトドアやスポーツを楽しむ機会が多い人ならプライベート用は機能を重視したデザインを選ぶのもおすすめです。釣りやキャンプなどを楽しむ人は暗闇で文字盤が光る機能が付いたものや防水機能がしっかりしたものを選ぶ傾向があります。例えばルミノックスのミリタリーウォッチは25年間以上自己発光し続けるルミノックス・ライト・テクノロジーが全モデルに搭載されています。(※1)一方、スポーツ用に選ぶ人は衝撃に強くタイムの計測がしやすいデジタルウォッチを選ぶ人が多い傾向です。軽量で水泳中も使えるカシオのスポーツギアやマラソンモードが搭載されているセイコーのスーパーランナーズなど用途に合わせた選び方をするのがよいでしょう。(※2)マリンスポーツを楽しむ人にはニクソンのサーフウォッチのような防水性が高く、さびにくい材質の腕時計がおすすめです。さらに登山を楽しむ人には文字盤が見やすくコンパスや気圧計、高度計などの機能が集約されたバリゴのES7などが人気です。(※3)

可愛いデザインの腕時計

女性ならプライベート用は可愛いデザインの腕時計が欲しいと思うかもしれません。せっかくですからビジネス用とプライベート用を使い分けるなら、ビジネスシーンでは使えない可愛いデザインのものを選びましょう。エンジェルハートのラブスウィングやトゥンクルハートはスワロフスキーがあしらわれているジュエリー感覚で楽しめるおしゃれでエレガントな腕時計です。可憐な可愛らしさが魅力のエンジェルハートに対してフォリフォリはジルコニアをちりばめたゴージャスな雰囲気のある腕時計です。少女っぽい可愛らしさを求めるならケイトスペードのグラマシーシリーズやメトロシリーズもおすすめといえます。文字盤やベルトのデザインで可愛らしさをアピールできるモデルです。ベルトのデザインが可愛い腕時計ならヴィーダプラスも人気です。時計本体のデザインもさることながらベルトの太さや色、素材などが異なる個性的なモデルがそろっている点が特徴的です。