男性が腕時計を見るときは、手の甲を見せた状態で文字盤を確認するのが一般的ですよね。これに対し、女性の場合は男性と同じように手の甲側を見せる方もいれば、手首側を見せる方もいるでしょう。それぞれに理由はあるのでしょうが、どのような意見を持っているのか気になりますよね。そこで今回は、女性の腕時計の付け方は「手の甲側派」と「手首側派」のどちらが好みなのか、男女100人にアンケートをとってみました。
【質問】
女性の腕時計のつけ方、どちらが好み?
【回答数】
手首側に文字盤がくるつけ方:58
手の甲側に文字盤がくるつけ方:42
女性らしく見える?「手首側派」が多数派に
アンケートの結果では、「手首側に文字盤がくる方が好み」と答えた方が多数派となりました。
- 少し内側にひねるだけで時計の文字盤が見えるので、手首側にくるようにつけます。甲側にひねる方が動きが大きくなり、自分にはやりにくいです。動作も、甲側にひねるのは男性的に見えて好きではありません。内側にひねる方が柔らかく女性的できれいな動きに感じるというのもあります。(50代/女性/専業主婦)
- 手首側を見る仕草が、女性らしくて素敵に感じるので手首側に文字盤にする。(50代/女性/パートアルバイト)
- 女性らしいしぐさを女性には忘れて欲しくないので。男性にはできない、女性しかできないことを大切にして欲しい。(40代/男性/公務員)
- 手首を返すしぐさに女らしさを感じるから。自分は慣れなくて甲側につけてしまってますが。(30代/女性/公務員)
時計の文字盤が手首にくる方が良いと答えた方の中で目立ったのは、「仕草が女性らしいから」という内容でした。女性からすれば、手の甲を返すよりも、手首を見せたほうが動きが少なく女性らしいという意図があるようです。一方、手の甲が見えるように文字盤を付けている男性としては、効率的な問題ではなく、女性らしい仕草が好みだと感じているようです。
手首側に文字盤をつけるのは非効率的?
一方、「手の甲側に文字盤がくる方が好み」と答えた方は少数派となりました。
- 手首側につけて、手をひねって時計を見る見方が、女性らしさを強調しているように感じるので苦手です。パッと見て時間が分かることもあるので、手の甲側のほうが良いです。(40代/女性/専業主婦)
- 女性だからといって腕時計の付け方を変えるのも不自然。気にしたことがない。手首側だとデザインが邪魔にならないか見ていて不安になる(30代/女性/会社員)
- 手首の方が女性らしいけど時計をみるとき以外は不格好だから普通な方が良い。(20代/女性/学生)
- その時々で自分は変えそうですが、内側だと手首を曲げたときにボタン等が手首に当たりそうなので、ごつい男性的な時計なら外側、華奢な女性的な時計なら、時計を見るしぐさが、おしゃれそうなので内側に付けそうです。(30代/女性/パートアルバイト)
「手の甲側派」の意見として注目したいのは、「手首側に付けるのはかえって非効率」という主張です。女性らしさを求めてあえて取っている「手首側派」の行動は、時計を見る時以外には逆に邪魔となってしまい、服のボタンなどに文字盤が当たって傷がつく可能性もあることを考慮すると、手の甲側派の主張にもうなづけるものがありますね。
どちらの主張を支持するのか考える機会に
女性の腕時計の付け方の好みを問うアンケートでは、およそ6対4の割合で「手首側に文字盤が見えるようにつけたほうが良い」という主張が多数派となりました。人は手首を内側にひねるように時計を見ると自然と脇を開くので、手首を外側にひねって時計を見た方がおしとやかで女性らしい仕草であるという主張も頷けますが、ゴツゴツした時計を手首側に向けると動作を繰り返すうちに服も時計もボロボロになるという「手の甲側派」の主張にも一理あります。服のスタイルや気分によっても時計の付け方は変わってくるので、手の甲側、内側と決めずにケースバイケースで腕時計をつけるのも一つの方法と言えるでしょう。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年04月12日~2016年04月26日
■有効回答数:100サンプル