腕時計はベルトが肝?

芸術家が作品の素材にこだわるように、素材というものはそのものの印象を大きく決定付ける役割を果たします。それは時計であっても同じことで、時計に使われているベルトの素材選びを厳密に行うことで、その時計の雰囲気をガラリと変えることが可能になります。

時計のベルトは既製品のものからの変更が容易にできるので、プレゼント用に買った時計を個性的にアレンジしたり、初めての人に会うときや面接で自分の個性を相手に伝えたりしたい時には、ベルトを付け替えてみるといいかもしれません。それでは、素材ごとにどのようなイメージがあるかを見てみましょう。

☆本革はデキる女を印象付ける

古典的でシックな印象がある本革のベルトからは、落ち着いた才女の雰囲気が感じ取れるかもしれません。昔からあるものの良さを分かっており、新しいものや流行に考えなしに飛びつかない、デキる女性のイメージを周りに与えるでしょう。

本革のベルトには、牛、クロコダイル、ヘビ、オーストリッチなどの動物の種類や、白や黒からカラフルな色までのカラーバリエーションなど、多くの種類があります。また、そこからさらに細分化され、牛革一つとっても様々な呼び名とランクに分けられます。例えば、生後半年以内の仔牛の革を使った「カーフ」は、牛革の中でも最高品とされています。その他にも、キップ、ステアハイド、カウハイドなど様々に名付けけがされています。

このことからも分かるように、本革のベルトと言っても種類によって時計に与える印象は大きく変わってきます。デキる女を演出するためには時計本体とのバランスをよく考えて、安っぽく見えないものを選ぶといいでしょう。

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☆ピカピカのステンレス素材はフェミニンな印象を与える

女性に時計を贈る場合は、女性らしいものを選びたいと考える人は多いでしょう。一方、女性が自分用に買う時計でも、男性が付けるようなごついものを購入したい人はあまりいないと思います。では、女性らしい時計のベルトとは一体どのようなものなのでしょうか。

金属のベルトと聞くと男性的なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、鏡のようにピカピカしたステンレスのベルトは、スタイリッシュさを感じさせるほかにも女性らしい美しさを人々に与えることができます。

ステンレスは仕上げ磨きの度合いによって光り方に断然違いが出てくる繊細な素材です。フェミニンな感じを出したい場合は、なるべくピカピカに磨き上げられたものを選ぶと効果的でしょう。ピカピカのステンレスは金属の重さを感じさせない軽やかな雰囲気を醸し出すので、一瞬腕時計には見えず、アクセサリーに見えることもあります。そのレベルのベルトであれば、フェミニンな印象を周りに与えるのにすでに成功していると言えるでしょう。

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☆水にも強いラバーバンドは活動的な女性を演出する

スポーツのシーンや普段使いでよく見られるゴム製のラバーバンドは、アクティブでスポーティーな人にはぴったりの存在でしょう。水や汚れに強く、たとえバンドがダメになったとしても、比較的安価なので気軽に付け替えることができるのが大きな魅力です。活動的な女性は腕時計を付けて外に出る機会が多いことでしょう。時には激しいスポーツをしたり、悪天候に見舞われたりすることもあるかもしれません。ラバーバンドはそのような女性を陰ながら支える縁の下の力持ち的役割を果たします。

また、おしゃれやファッションに気を遣う女性にも、ラバーバンドは良きパートナーになれます。様々な形やカラーバリエーションが売られているので、異なる雰囲気のバンドを購入して、毎日付け替えることも可能でしょう。時計の雰囲気を服装に合わせるなど、オシャレに対して応用が利くのもラバーバンドの大きな特徴です。