がんばる女子に寄り添う、キラキラ腕時計wiccaはやっぱりシチズン

セイコー、カシオと並び、世界屈指の日本産時計メーカーにして、クオーツ式腕時計を広めた雄、それがシチズン時計です。そのブランドのなかでも、シチズンらしい機能性をとどめつつ、現代の女性向けに比重をおいた、ファッショナブルにしてリーズナブルな腕時計ブランド、それがwicca(ウィッカ)です。電池いらずの太陽光発電によるソーラーテックが全てを占め、同じく調整いらずの電波時計も多く用意されています。価格帯も1万円代から4万円台という比較的リーズナブルに抑えられていてコスパも良い感じです。このスタンスをファッショナブルな外装と、ポップな広告で包んでいるのが、wiccaです。

wiccaは、現代の女子に送り届けた腕時計

カーテンから差し込む朝日や、セットしておいたアラーム時計に起こされるのが、世界中の老若男女問わず、毎朝よくある人の日常です。なかでも、働く女子諸君は朝大忙しです。化粧やら、服選びやら。時間に追われてしまいがちです。

だから、所構わず時刻を表すツールが介在しているのが現代です。アラームをならす置き時計、スマートフォン、テレビやパソコンの隅に表示される時刻。町中や駅にも時刻は表示されています。あれ?腕時計がありません。

かつては、多くの人の必須アイテムであったのが腕時計です。今では袖を少しまくってまで時刻を見る必要はないのです。もう腕時計は要らないのかもしれません。けれども、時間は私たちを縛り、女の子をはじめとしてファッションに気をかける人は多くいます。シチズン時計のブランドwicca(ウィッカ)は、そんな女子の心の隙間に入った時計ブランドです。

シチズン、セイコーと表示された時計は、日本どころか世界中に多く存在しています。かつては、機械式時計からクオーツ時計へと時計のスタンダードをスイッチさせた雄であり、今でも日本どころか、世界の時計メーカーの雄です。腕時計はかつて、時刻を知るための必須アイテムであり、機械仕掛けの知の集積であり、ファッション性の高いステータスアイテムでした。彼らは、その時計の地位をまさにたたき壊し、大衆性の高い通俗的で馴染みやすいツールに引き寄せたのです。

時刻がずれにくい精巧なクオーツを内包した、丈夫にして実用的なデザインの製品が広まり、その上、至る所に時刻が氾濫した現在では、腕時計は大衆性の高いファッションの一部でしかありません。シチズンがwiccaによって成そうとしているのは、まさにその大衆性の高いファッションとしての、それも女子に向けた腕時計の存在を問うことなのです。

wiccaの腕時計は、がんばる女子を応援する機能がいっぱい

シチズンは、このwiccaブランドの腕時計を女子に送り届けています。イマドキのがんばる女子がオンでもオフでも身につけられるように、機能的にも生活に差し支えがないように、さらにはファッション性も満足のいくように。wiccaは、そんな女子の心を満足させようとしています。

wiccaブランドの腕時計は、全てが電池いらずの太陽光発電で動くソーラーテックです。さらには、三分の一が時刻を調整する必要のない電波時計ときています。比較的大衆寄りの時計を送り届けているシチズンらしい試みです。そもそも女性は腕が相対的に細いですが、なかでも日本の女子は小柄です。バンドの長さが調整できるのも助かります。こうした機能への気遣いは、シチズンの特徴でもありますが、女子への気遣い盛りだくさんのwiccaブランドそのものなのです。

wiccaの女子への気遣いは、機能だけにとどまりません。なによりもファッション性です。イマドキの女子は、オンでもオフでも使えるお洒落なアクセサリーなら求めます。ステータスとしてのブランド腕時計は、マストなアイテムではありません。時刻を確認するだけの実用的なツールならスマホで十分です。アクセサリーとしての腕時計です。でも、機能的にもアクセサリーとしても使えないなら、ツカエナイやつになります。

wiccaは、オーストリアの有名ガラスメーカーであるスワロフスキー®製のガラスや、クリスタル、メッキ加工を使用し、きらびやかな印象を作り出しています。はたらく女子の、スーツからのぞく、隠れたかわいさや、ちょっとした高貴さを演出してくれるでしょう。

がんばる女子と一緒にキラキラするwiccaの腕時計

クリスタルの輝きを放つwiccaの腕時計をその袖に隠しながら、日中はお仕事、夜は女子会へと、大忙しの女子。その輝きが他者に知られるのは、装着者たる女子が時を気にするときのみです。その仕草は、日中ならばお仕事にがんばる女子の姿そのものであり、夜なら、待ち合わせや終電を気にする乙女心そのものです。シチズンがwiccaで演出しようとしたのは、まさにそうした女子のがんばる毎日に寄り添う姿です。オンやオフで女子がきらきら輝く姿をwiccaのクリスタルガラスで応援しているのです。

がんばる女子は雨に濡れることもあります。だから、生活防水ぐらいは必要なのです。電池式クオーツや機械式なら必要な電池切れや時刻のズレのあるなしも、大忙しの女子なら手間を忘れることがあるかもしれません。だから、太陽光で充電するソーラーテックや、電波時計が必要なのです。

女子は体型に気をかけるものです。如何せん、女性というものは体脂肪が相対的に付きやすい傾向にありますから、細さが変わりにくい手首も少しばかり変化することもあるでしょう。だからこそ、がんばる女子のためのバンド調節らくらく仕様です。

がんばる女子には、日付のど忘れなんて禁物です。ダブルブッキングを気にしていると思われたり、暇すぎると認識されたり、こんなのはオンもオフも嫌なものです。だからこそ、いつでもどこでも日付がわかる気遣いがなされているのがwiccaです。

wiccaは、こんなにいっぱい女子のがんばりを応援しています。wiccaのキラキラは、クリスタルガラスだけのキラキラではありません。毎日をがんばる女子の姿こそ、wiccaのキラキラなのです。がんばる女子は輝いて見えるものです。そうした女子が、そっと袖をめくって腕時計を確認したり、すっと耳元にかかった髪を後ろによけて腕時計が垣間見えたり、そんながんばる女子にwiccaは寄り添い、キラキラを演出し続けているのです。

変質する時計と、大衆に寄り添うwicca

さて、そうは言っても人なんて十人十色です。仕事に精励して、遊びなんてそっちのけの人は多くいます。シチズンが描くオンにもオフにもがんばる女子なんてどこにいるのでしょう。ファッションに関しても、フォーマルとカジュアルの垣根が緩くなりつつあるのが現代とは言え、TPOや自らの好みに応じて、変化適応させるのがファッションです。どの状況でも同じ時計の人ばかりとは言えません。

シチズンがwiccaで提示しているのは、長らくシチズンがその根幹としてきた大衆向けの時計としての位置づけそのものなのです。これまでの長い時間をかけて、時計はその役割と位置づけを変えてきました。手が込んでいて比較的高価な、ステータスアイテムとしての機械式時計が、クオーツになることで、より身近で、より手間の掛からない、比較的安価なツールに移り変わってきました。

ここにきて、時刻を知る手段が増え、太陽光や電波にその機能の本質を依存するようになった、かつての知とステータスの象徴たる腕時計は、もうその本質を時刻が確認できるファッション性の高いアクセサリー、ないしはデバイスに変質させてしまっているのです。

スイス製やセイコーと一線を画し、大衆に寄り添う時計を、その機能、価格、デザインといった全ての点で生産販売してきた、大衆の時計メーカーであるシチズンは、こうした時計の変質に対応し、今もなおその根幹たる大衆性に忠実であるために、現代の大衆性の象徴たる女性に対し、大衆性の極北としてwiccaを世に送り出したのです。