腕時計は安さで選べ!?人気のおすすめモデルとは

腕時計の値段は1,000円を切るような安いものから、何百万もするような高いものまで大きな差があります。時計としての実用性だけで見れば数千円という安い値段の時計の中にも十分使えるものがあるでしょう。逆に数百万するような時計でも、なぜ高いのかがよくわからないものもあります。高い腕時計と安い腕時計の差はどうして生まれるのでしょうか?ここでは「高い腕時計がどうして高いのか」「安い時計の使い勝手はどうなのか」などについて解説します。

安い腕時計と高い腕時計の違いとは

1,000円~2,000円台の安い時計でも普段使いする分には申し分のないレベルの時計はあります。しかし何十万円、何百万円もするような金額の高級時計も世の中にはあるのです。安い腕時計と高い腕時計の違いが起こるのはなぜなのでしょうか。高い腕時計には高くなるだけのいくつかの理由があるからといえます。ひとつは精巧な作りが要求される機械式の時計の場合です。電池の力で針を動かすクォーツ腕時計は電池さえ入れておけば動きます。しかしゼンマイを巻き上げて動力にする機械式腕時計の場合は巻き上げたゼンマイが一定の速さで、ほどけていかなければなりません。精巧な作りが要求されるうえに、手入れをすることで長期間動き続けるような緻密な作りになっている必要もあります。電池を入れれば動く汎用なモデルではなくオーバーホールすることで何十年と使い続けることができるモデルにするためには優れた技術が必要です。職人の高い技術料が高い値段に反映されています。さらに機能をプラスしたことで値段が高くなっているケースもあります。例えば、カレンダー機能がついているものはついていないものよりも割高になりますし、クロノグラフのような多機能のものともなると繊細な技術が使われているため高くなる傾向です。ケースやベルトがステンレス製かチタン製かといった具合に材質やコーティングの違いでも値段は変わります。文字盤のガラスがサファイアガラスになっているものは傷がつきにくいため値段が高くなります。(※1)

安い腕時計のメリット

安い腕時計と一口にいっても、どのくらいの値段を安いと思うかは人によって差があります。例えば数百万円の高級ブランド腕時計を買う人にとっては10万円以上の腕時計でも安いと感じる可能性があります。一方、1万円台の時計を高いと思っている人にとっては安い腕時計のレベルは1,000円台かもしれません。ここでは一般的なビジネス用腕時計の価格よりも安い数千円~1万円台の時計を安い腕時計として解説します。安い腕時計のメリットはファッションや用途によって気軽に複数の時計を持つことが可能で誰でもシチュエーションや用途に合った使い分けがしやすいという点でしょう。時計としての機能がそれなりに良ければ、おしゃれに使い分けられるという点はとても大きなメリットになります。またファッションの流行に合わせて時計を買い替えたい人もいるでしょう。そういう人にとっては、いくら良いものでも同じ時計を長く使い続けることにメリットは感じません。流行のファッションに合わせて腕時計を次々と取り換えられる点がメリットになります。

style man watch isolated on white shoot in studio

安い腕時計のデメリット

安い腕時計のデメリットは、なぜその腕時計が安いのかを考えれば自然と浮かび上がってきます。例えば時計のケースやベルト部分の材質やコーティングにお金がかかっていない場合は傷が付きやすく壊れやすくても当然です。ムーブメントの違いが値段に反映しているのなら精度に大きな差が出るのもやむをえないといえます。機能の数を少なくしたことで値段が安くなっているのなら機能が少ない点がデメリットになるのは仕方がないことです。ただし、これらのデメリットが重大なデメリットになるのかどうかは「安い腕時計に何を求めるか」によっても違ってきます。普段使いの腕時計を複数持つことを求めている人にとっては求めているレベルの性能があり、デザインも納得のいくものであれば、機能が少なくても傷がつきやすくてもあまりデメリットとは感じられないかもしれません。

安くても高機能?おすすめモデル

全体的に機能の数が増えるほど値段が上がるイメージが強い腕時計がスポーツウォッチです。カシオのスポーツギアは3,000円を切る値段で売られていることが多いのに驚くほど高機能な腕時計です。10年間の長寿命バッテリーを搭載しているうえに水泳中も使える10気圧の日常生活用強化防水が搭載されています。ストップウォッチや積算距離を算出する機能、ペース音を出す機能もあり、最大60本分のラップタイムやスプリットタイムの記録が可能です。(※2)平坦な道ではなく山道を行くならラドウェザーのアウトドアウォッチがおすすめといえます。5,000円台で買えるのに、5気圧防水にデジタルコンパス、歩数計、気温表示、高度計、気圧計、天気予報といった多機能な腕時計です。(※3)

安く見えない?高級時計に引けを取らないデザイン

値段が安いのに決して安く見えないデザイン性の高い腕時計もあります。例えばダニエルウェリントンの価格帯は1万円前後なのに安っぽさが感じられません。シンプルさがかえってかっこよく見えるでしょう。1万円を切る価格帯のものならタイメックスのウィークエンダーヴィンテージやオリジナルキャンパーもおしゃれです。日本人が身につけてもかっこよく見えるカジュアルデザインが魅力的といえます。ウィークエンダーヴィンテージは革バンドで街中での使用に適しています。一方オリジナルキャンパーの方は布製バンドのミリタリーウォッチですからジーンズやチノパンとの相性が良い傾向です。メンズだけでなくレディースもあるのでペアでつけてもおしゃれを楽しめるでしょう。ミリタリーウォッチならニクソンのレンジャー40も個性的なデザインです。02、04、06、08、10という5つの数字だけが大きく描かれている文字盤に濃茶のレザーバンドがヴィンテージ風で一般的なものよりもおしゃれ感が強いミリタリーウォッチです。機能性の高さも求めるならラドウェザーの電波ソーラーやシチズンのクォーツ、カシオのウェーブセプターあたりも見逃せません。1万円を切る価格で買えるクロノグラフなのに電波受信で精度の高さもあわせ持っています。おしゃれなクロノグラフならブロニカBR-817もおすすめです。ビジネスシーンでもカジュアルシーンでもかっこよく使えるデザイン性の高さと日本製ならではの品質の高さを併せ持つクロノグラフです。カジュアルブランドフォッシルのBQ1010はビジネスユースにも向くシンプルでおしゃれなデザインが魅力でしょう。このように安い値段でも十分かっこいいデザインの腕時計がたくさんあります。(※4)