腕時計の文字盤の色には落とし穴あり!オシャレでもマナー違反かも?

腕時計を選ぶとき、どんな点に注目しているでしょうか。ブランドや値段も確かに大事ですが、文字盤やバンドの色も腕時計選びには欠かせない要素です。なんとなく気に入った色で選んでしまうと、腕時計を身につけるシーンによってはマナー違反になってしまうこともあります。今回は意外と見落としがちな腕時計の色について解説するので、腕時計選びの参考にしてみてください。

色はシーンごとに使い分けるべき

腕時計のデザインには、シンプルなものや派手なデザインのものなど、多種多様な種類があります。それぞれのシーンによって、腕時計のデザインを使い分ける人も多く存在することでしょう。しかし、文字盤の色については意外と注意が払われていません。実は文字盤の色もシーンによって使い分けた方が良い場合があります。というのも、色というのは相手に与える印象に大きな影響を与えることがあるからです。たとえば、黒い文字盤はシックでクールな印象を与えるため、どちらかといえばカジュアルなシーンにピッタリな色です。それに対して、白い文字盤はシンプルで清潔感のある印象が特徴的なので、フォーマルなシーンに身につけるなら白が最も無難な色だといえるでしょう。一方、ピンクやイエロー、またブルーなどといった少し変わった色の文字盤は、よりその人の個性を表すために有効な色です。しかし、フォーマルなシーンでこうした個性的な色の腕時計を身につけてしまうと、マナー違反になってしまうこともあるので注意しなければなりません。たとえば、結婚式や葬式などの冠婚葬祭は、できるだけフォーマルな色で揃えるべき場面です。特に葬儀などでは派手な色はできるだけ控えなければなりません。このように、腕時計はデザインだけでなく、文字盤の色によっても使い分ける必要があります。マナー違反にならないようにくれぐれも気をつけましょう。

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靴やベルトの色と揃えないとカッコワルイ!

ファッションにおいて色が持つ意味は小さなものではありません。基本的な色となる差し色に、どのような色を組み合わせるか、その人のファッション性は色が鍵を握っているといっても過言ではないでしょう。腕時計の色もファッションの一部です。特に靴やベルトの色と腕時計の文字盤の色が揃っていないと、ちょっと不格好な印象を相手に与えてしまうこともあり得ます。それは文字盤の色だけでなく、腕時計のバンドの色や材質についても同じことがいえます。たとえば、革製のバンドの腕時計をつけるとき、靴やベルトも同系色にしておかないと、時計だけが浮いて見えるようになってしまいます。腕時計とファッションは全体の統一感が重要なので、できるだけ色を合わせて身につけることが基本です。文字盤の色もそのときのファッションに適した色を選ぶようにしましょう。たとえば、茶系の靴やベルトに合わせるなら、よりカジュアルで柔らかい印象のある白い文字盤が無難です。そのときのファッションの色合いが明るくさわやかな印象であるなら、青い文字盤やピンクの文字盤など、少し個性的な色で組み合わせてみても良いでしょう。特に靴やベルトなどのアイテムは、腕時計と同じ小物なので、ここの色を組み合わせていないとバランスの悪い印象になってしまいます。腕時計の色を考えるときは特に注意しておくと良いでしょう。

就活にはどんな腕時計がいいの?

就活で身につける腕時計には、基本的に派手さもオシャレさもいりません。就活に適したリクルートスーツという衣装があるように、腕時計にも就活にふさわしいデザインや色というものがあります。就活ではあまり腕時計が主張しないタイプのものを選ぶようにしましょう。オシャレをしに行くわけではありませんから、リクルートスーツに合うシンプルなものが最適です。ベルトはできるだけメタル素材のものを選び、価格帯も抑えたアナログ時計が無難でしょう。このとき、腕時計の色にもこだわってみてください。文字盤の色も種類によっては派手さや華美さを表現してしまいます。できるだけスーツに似合っている落ち着いた無難な色を選ぶのが基本です。白や黒であれば間違いはないでしょう。黒に近い赤や青などでも問題ありません。女性であれば、薄めのピンクなどでも良いでしょう。バンドの色については、シルバーや黒、または茶色などが就活において無難な色とされています。このあたりを意識して、腕時計選びをしてみると最適なものを選ぶことができるはずです。

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スーツに合う色って何色?

とりわけビジネスシーンなどにおいては、どのような腕時計を身につけているかで相手に与える印象が大きく変わってきます。営業職に就いている人にとっては、身だしなみの清潔感などが相手に良い印象を与えることはすでにご承知の通りでしょうが、意外と注意を怠ってしまいがちなのが腕周りへの気遣いです。このとき、腕時計のデザインばかりに気を取られてしまいがちですが、デザインだけでなく文字盤の色にも気をつけたいところ。というのも、文字盤の色ひとつで身だしなみの印象が大きく変わってしまうこともあるからです。たとえば、ビジネスシーンでは黒や紺のスーツを身につけることが多くなります。スーツの色に合わせて文字盤も黒や紺にする人がいますが、実は黒や紺の文字盤の腕時計はフォーマルというよりもカジュアルと捉えられる向きがあります。一方、白い文字盤の腕時計は、ワイシャツとの相性が良く、シンプルな清潔感があるのでスーツを着こなすときの色としてピッタリです。ビジネスシーンでは、あまり派手さのないシンプルな腕時計が好まれますが、文字盤の色もフォーマルさやカジュアルさを表すひとつの指標となります。少し固めの職場であれば白を、ビジネスシーンでもラフな職場であれば黒を、といったように、それぞれのシーンのことも考えながら、文字盤の色をスーツと組み合わせてみると良いでしょう。

まとめ

ビジネスにおいては、第一印象が特に重要だといわれます。逆にいえば、始めの印象で良いイメージを植え付けることができれば、その後の関係性も良好に進めることができるということです。ファッションというのは相手に与える印象を形成するうえで非常に大きなウエートを占めています。ビジネスだからといって、ファッションに気を抜いてしまうと、結果的に損をしてしまうこともあるかもしれません。それは腕時計の文字盤ひとつとっても同様です。文字盤の色は各々相応しいものがあります。ビジネスシーンにおいては、やはり派手な色は控えるべきです。鮮やかで派手な色はスーツとの相性も悪く、相手に与える印象もぐっと下がってしまいます。特に避けたいのが、腕時計だけに存在感が集中してしまうということです。腕時計だけが際立って目立つのではなく、全体として統一感のある、ビジネスに相応しい落ち着いた色を選ぶようにしましょう。