「古い腕時計はどのように処分したらいい?」などと、腕時計の処分方法に悩んでいる方は少なくありません。
腕時計は様々な素材のパーツが組み合わさって作られており、どこまで分別したら良いのか悩みますよね。
今回は、腕時計の正しい処分の仕方をご紹介します。
腕時計の廃棄は「使用済小型電子機器」のリサイクル対象
時計の廃棄は、平成25年4月1日から法律によって使用済小型電子機器としてリサイクルしなければならないことが義務付けられています。
有害金属(金や銅など)や稀少性の高いレアメタルが含まれていることが多い使用済小型電子機器は、市町村が回収したのち認定業者がリサイクルをする流れです。
自治体によっては、使用済小型電子機器を回収するボックスを設置していたり、小売店が回収協力をしていることもあるため自治体に確認しておきましょう。
腕時計の捨て方について
ここからは、本格的に腕時計を処分する方法をご説明します。先にもご紹介しましたが、腕時計は「使用済小型家電」の対象になるか、住んでいる地域によっては「不燃ゴミ」に分類されることもあります。
不燃ゴミの場合
住んでいる地域が腕時計を「不燃ゴミ」として分類している場合は、各自治体の不燃ゴミ収集日に出しましょう。
その際は以下の点に注意してください。
「金属」や「電池」も分別する
「腕時計は分解して処分しなければならない?」と疑問を抱えている方も多いでしょう。
基本的に、金属や電池などの簡単に分解できる部分は、分解し分別してから処分してください。
金属は不燃ゴミ、電池は有害ゴミに分別している自治体が多いです。
各自治体の収集日に合わせて分別した腕時計を処分しましょう。
文字盤のガラスは無理に分解しない
先ほど、腕時計はできるだけ分別して処分すると述べましたが、腕時計の文字盤部分のガラスなど、個人ではなかなか分解しにくい部分に関しては無理して分解する必要はありません。
ガラス部分を無理して分解し、割れて怪我をしてしまう場合もありますので、できる範囲の分解で大丈夫です。
小型家電の場合
住んでいる自治体が、腕時計を「使用済小型電子」に分類している場合は、自治体のルールに従ってリサイクルに出しましょう。
多くの場合、リサイクルボックスや回収ボックスが、公共施設や家電量販店に設置されています。
無料で使用できますので、設置されているボックスに腕時計を入れて処分完了です。
アップルウォッチは初期化しよう
「アップルウォッチ」は、腕時計の形をしていても個人情報が入れられている精密機器にあたります。
そのため、アップルウォッチを処分したい方は、必ずアップルウォッチの中の個人情報を消去してください。
そして、使用済小型家電と同じ処分方法を行なってくださいね。
アップルウォッチの場合は、買取をしてもらうのもおすすめです。
人気ブランドですので、使用状態によっては高額な値段がつけられることもあるでしょう。
処分する前に!腕時計を買取に出すことも考えよう
腕時計を処分する前に、買い取り出すことも考えてみましょう。
ハイブランドならば腕時計買取専門業者に買取依頼する
処分したいと考えている腕時計がハイブランドの場合、腕時計買取専門業者に買取依頼をしてもらいましょう。
個人で腕時計をただ捨ててしまうのでは0円ですが、買取してもらえればお金になります。
ハイブランドの腕時計を買取してもらう際には、必ず腕時計の価値を理解している専門業者がおすすめです。
個人でフリマアプリを利用してしまうと、適正な価格で取引できないことがあります。
「もっと高く売れたのに」と後悔してしまうことになりますので、専門業者に見積もりしてもらいましょう。
買取業者に見積もりしてもらう前に、自分自身で腕時計の細部まで綺麗に掃除しておくと良いですね。
埃や汚れをできるだけ落として、綺麗な状態で見積もりしてもらうのが適正な価格で買取してもらうコツです。
買取されやすブランドや腕時計の状態について
買取専門業者が歓迎している腕時計のブランドは以下の通りです。
- ロレックス
- カルティエ
- オメガ
- シャネル
- ブルガリ…etc
これらは一部ですが、有名なブランドならば買い取ってくれる可能性が高いです。
また、綺麗な状態であれば、先にも述べた通り適正な価格で判定してもらえます。
傷や汚れがひどい場合には、ハイブランド品でも値段がつかないこともありますので注意してください。
ハイブランド以外はフリマアプリなどで売却する
「処分したい時計は安い時計だ」など、ハイブランドではないため買取してもらっても値段はつかないと感じている方は、メルカリなどの「フリマアプリ」を利用するのも一つの手段です。
1,000円でも2,000円でも、フリマアプリで売却できればちょっとしたお小遣い稼ぎになりますよね。
また、今回ご紹介したような自治体の分別ルールに沿った処分が面倒だという方は、リサイクルショップに持っていきましょう。
捨てるのと同じくお金にならないかもしれませんが、引き取りだけでもしてくれます。
リサイクルショップ側が「これは販売できない腕時計だ」と判断すれば、お店で処分してくれるため自分は何もする必要はありません。
腕時計の処分が面倒な方は、リサイクルショップも活用してみましょう。
自治体の分別に従って腕時計を処分しよう
今回は、腕時計の正しい処分方法をご紹介しました。
これまでの人生の思い出が刻まれた大切な腕時計で、買取依頼に出さずにしっかりと処分したいという方は、各自治体のルールに従って処分しましょう。
分解できるところまで分別し、無理して分解しなくても問題ありません。
また、ハイブランドの腕時計を処分したい方は、買取依頼で見積もりだけでもとってもらうことをおすすめします。
納得のいかない金額ならば、買取を止めることも可能ですので、一度依頼してみましょう!