腕時計は、仕事でもプライベートでも欠かせないもので、身につけるアイテムの1つです。腕時計を変えるだけで気分が変わることもあるでしょう。腕時計にはさまざまなタイプ様です。
好きな色の腕時計を選んでいるという人もいるかもしれませんが、ビジネスシーンでは色の使い分けが重要になります。そこで、腕時計の文字盤などの色の違いによってどのように雰囲気が変わり、どう使い分けたらよいかについてご紹介しましょう。がありますが、文字盤の色も多様です。
基本的に金色など派手な色はNG
ビジネスシーンにおける腕時計の色としては、金色などの派手な色は避けた方がよいでしょう。金属ベルトの部分や文字盤が派手な色の時計は華やかで、自分の好みに合っていると感じる人もいるでしょう。特に金色の腕時計は、きらきらした感じで自分の気持ちも華やかになったり、元気な気持ちになったりするといった特徴があります。しかし、ビジネスシーンにおいては、派手な色の腕時計はマイナスイメージにつながる可能性があります。相手から見た時に「この人は派手好みだ」「自己主張の強い人だ」「うわべを飾る人だ」と思われるリスクがあるのです。職場の上司や同僚からそのように思われると損をしてしまいます。また、取引先との交渉においては、相手から軽く見られてしまい、交渉に悪影響を及ぼす可能性もあります。ビジネスシーンにおいて、あえてマイナスイメージになる可能性がある要素のものを身につける必要性はあまりないといえるでしょう。金色の他にも、文字盤が赤や紫といった腕時計も多数販売されていますが、そういった色が好みでも、プライベート用として使うことをおすすめします。
落ち着いた印象を与える「白」
腕時計の色によってその人の印象は変わります。腕時計の文字盤が白いものは、相手から見た時に落ち着いた印象を与えるという特徴があります。また、実用面でも時間がはっきり見えるため使いやすいというメリットもあります。そのため、ビジネスシーンには適しているといわれています。さらに、白の文字盤はおしゃれな印象も与えることができます。ダーク系のスーツの腕の先から白い文字盤が見えると、ちょっとしたアクセントになります。かといって派手ではありませんので、相手に悪い印象を与えずにすむ色ともいえます。
ビジネスにおいては、信用が大切です。相手に信用してもらうための要素はさまざまですが、身につけているものも大きな影響を与えます。落ち着いた印象を与えることによって、浮ついた人ではないとアピールできますので、信用が得られる可能性は高くなるでしょう。ビジネス上の良好な人間関係を築きたいと考えている場合や、落ち着いて交渉を進めたいという場合は、白の文字盤の腕時計がおすすめです。
無難だがそれゆえの安定感がある「黒」
腕時計の売り場に行くと数えきれないほどの腕時計が並んでいますが、最も多く販売されているのは黒の文字盤の腕時計でしょう。黒の腕時計の特徴は安定感です。オーソドックスな色ですので、相手から見た時にマイナスの印象を与えることはまず考えられません。無難な色という見方もできますが、ビジネスシーンであえて腕時計の色でアピールして勝負する必要はありません。黒の腕時計をつけておけば、相手に間違いないという安心感を与えることができるでしょう。また、黒の文字盤の時計であれば選択肢も多く、黒の腕時計を好んで購入している人も多いはずです。多くの選択肢の中から、自分の気に入ったもの、自分に似合うものを選び出せることになりますので、腕時計選びの楽しさをしっかり味わうこともできるはずです。
ただし、選択肢が多い分、黒の文字盤の腕時計であっても、時計部分の形がひし形など奇抜なデザインのものもあります。もし奇抜なデザインの腕時計を選んでしまうと、せっかく無難な色を選んでも相手から見て気になってしまうことになるでしょう。ビジネスで使う場合において黒の腕時計を選ぶ時は、デザインも一般的なものを選んでおくことをおすすめします。
オシャレで個性も出せる「青」
文字盤の色が青の腕時計は、ビジネスシーンにふさわしいということと、ファッション性もあるという両面を兼ね備える特徴があります。青といっても、さまざまな青色があり、ビジネスシーンに合わせて色を選ぶ必要があるでしょう。ブルーグレイで見る角度によっては限りなく黒に近く見えるものから、マリンブルーのような鮮やかな青、中には紫がかった青もあります。紫がかった色や明るい青色はビジネスシーンに合わないこともあります。相手の印象として「派手な時計をつけているな」とみられる可能性があるのです。そのため、青色の腕時計を選ぶ場合は、深い青色や黒に近い青色のものを選ぶことをおすすめします。深めの色を選ぶと、落ち着いた感じの中にもセンスの良さや個性を演出することもできます。「この人はビジネスマナーをわきまえているが、その中でもおしゃれなセンスもある」と認めてもらえる可能性もあるでしょう。ビジネス用の腕時計ではあっても少しおしゃれをしてみたいという人は、青色の文字盤の腕時計を購入することをおすすめします。
まとめ
腕時計の文字盤などの色について、それぞれ特徴をご紹介してきました。派手な色はビジネスシーンにおいて相手から軽く見られる可能性があるため、避けた方が無難です。また、白は落ち着いた印象を与えることができます。さらに、黒についてはオーソドックスである分安心してビジネスに使えますし、青はビジネスに適しているだけでなくセンスの良さをさりげなくアピールできる点が特徴です。しかし、どんなビジネスシーンにもワンパターンで対応するよりは、シーンによって腕時計を使い分ける方がよいでしょう。例えば、取引先のパーティーに招待されたような場合はおしゃれな青の時計をしてみる、普段の職場では黒の腕時計をしておく、さらに厳しい交渉の場では白で落ち着いた雰囲気を演出するといった工夫も大切です。白は白星にもつながりますので縁起が良いともいえます。自分なりにビジネスシーンごとでどんな腕時計を使うのがよいかを考えた上で、複数の腕時計を購入しておくとよいでしょう。できるビジネスパーソンになりたいと思っている人は、腕時計を使い分けるという心がけも大切だといえるでしょう。