日本製VS海外製!有名腕時計ブランドを徹底比較

腕時計選びをするときに、日本製と海外製とで迷ってしまうことってありますよね。どちらにも良いところがあって、甲乙をつけがたいかもしれません。日本製と海外製とで迷った場合は、とりあえず両者の良いところを見比べてみてから考えてみるようにしましょう。ここでは日本製と海外製の歴史や機能性を中心に、両者のどういった点に顕著な違いがあるのかをひもときます。

日本製の特徴は?

日本製のブランド腕時計の特徴は、なんといっても高度な機能性にあるといえるでしょう。メイドインジャパンの信頼性は世界でも指折りであり、それは日本製ブランドの高度な技術力と徹底した機能への探求力に支えられています。特に日本製ブランドは、日本人にとってなじみ深いものがあることから、社会人になってはじめて腕時計を持つという人におすすめです。海外製に比べると腕時計の歴史や伝統に関しては劣るところがあるかもしれませんが、それでも明治時代や大正時代から続いている歴史と伝統の誇りがあふれるブランドが多く、古くから今にいたるまで親しまれてきたシンプルなデザイン性に特徴があります。世界初のクォーツ式腕時計を生み出したのは日本の腕時計ブランドです。世界中の腕時計愛好家から評判を集める先進的な機能の高さは、日本製腕時計ブランドの代名詞ともいえるでしょう。また、頑強で丈夫という点も日本製ブランドの特徴のひとつです。使い勝手が良いため、愛用の腕時計をいつまでも身につけていられる永続性も日本製が優れているゆえんです。シンプルかつ洗練された汎用性の高いデザインは、どんなシーンにも合わせられるというスペックの高さを誇ります。また、「ソーラー時計」のような一芸に秀でた逸品が多くそろっているのも日本製ならではの特徴であり、こだわりの強い腕時計愛好家からも長く親しまれるブランドが多くそろっています。

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有名な日本ブランドは?

良く知られている有名な日本ブランドとしては、セイコーやシチズン、カシオなどが代表的です。なかでも、大正のころから常に日本の腕時計界をリードしてきたのが、セイコーブランドです。セイコーはその高い技術力によって世界に名だたる腕時計ブランドのひとつにまでなっています。世界初のクォーツ式腕時計を開発したのもセイコーであり、セイコーの代表的なシリーズ「クォーツアストロン」は世界中で大ヒットしました。国内だけでなく世界的にも知名度の高いセイコーは、あまりにも国民に親しまれているブランドでもあるため、なかには庶民的なイメージを抱く人もいるかもしれません。ただ時計選びに困っているなら、間違いなくセイコーの腕時計はおすすめです。シンプルで機能美が追及されつくしたデザインは、フォーマルでもカジュアルでもシーンを選ばず身につけることができます。どのようなファッションにも合わせられるデザインこそ、セイコーが築き上げたブランドイメージでもあるのです。そんなセイコーと対をなす日本製ブランドがシチズンです。シチズンはその名の通り市民に親しまれやすい腕時計ブランドをコンセプトに、幅広い年代で使いやすいオーソドックスなデザイン性に特徴があります。特にソーラー時計の開発に一日の長があり、デザイン性を損なわない画期的なソーラー時計はシチズンの代名詞にもなっています。機能性とデザイン性を両得するなら、シチズンは外せないブランドでしょう。

海外製の特徴は?

海外製のブランド腕時計は、とにかく高級感のあふれるラインナップに特徴があるといえます。海外製ブランドの腕時計は歴史と伝統が詰まった古き良き点に日本製との違いを見ることができます。歴史と伝統はブランド力を培ううえで欠かせない要素ですが、長い歴史を持つ海外製のブランドは世界中で多くの愛好家を生み、時代を超越するような逸品が豊富にそろっています。特に腕時計の本場といわれるスイス発のブランドは、日本製の腕時計ブランドにも負けず劣らずの高い機能性を備えるだけでなく、長い歴史と伝統に支えられた高度で洗練されたデザイン性も見逃せないポイントになっています。また、ジュエリーブランドを発祥とする腕時計ブランドも珍しくなく、ファッションの一部として身につけても違和感のない高度で華美な装飾の腕時計も、日本にはない海外製ならではの特徴といえるでしょう。その一方で、北欧系のブランドなどはシンプルで先進的なデザインのものも多くそろっています。その土地のお国柄を表したような多種多様なシリーズを楽しむことができるのも海外製に特有の腕時計事情だといえるでしょう。なかには軍事目的で作られたブランドなどもあり、そうしたブランドは実際に各国の軍隊の公式時計として採用されている例も珍しくありません。このように、海外製の腕時計メーカーやブランドは、一概にひとくくりにはできないような大きな魅力があります。

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有名な海外ブランドは?

代表的な海外の腕時計ブランドといえば、スイス発のロレックスやオメガなどが特に有名です。ロレックスやオメガはいわずと知れた世界有数の腕時計ブランドです。古くから世界中の腕時計愛好家の人気を二分するロレックスとオメガは、スイスを世界に冠たる腕時計メーカーの国として押し上げたといっても過言ではありません。ロレックスがブランド力に優れている一方、オメガはコストパフォーマンスに定評があり、甲乙をつけがたい伝統ある腕時計界の二大巨頭です。ファッション系のブランドから派生した腕時計メーカーとしては、エンポリオアルマーニなどは特にビジネスマンから人気の高い海外製ブランドです。高級腕時計のイメージが強いアルマーニですが、実のいうと手の届きやすい価格帯のラインナップが多く、ビジネスマンが身につけてもいやらしく無いスマートな腕時計がそろっています。ファッション系のブランドが発祥なので、高級感があってデザイン的にも美しいのが大きな特徴です。北欧生まれのスカーゲンなども、海外製を代表する腕時計ブランドです。スカーゲンは北欧ならではの洗練されたデザインが目をひき、リーズナブルな価格とつけ心地の良さにとりあけ定評があります。ちょっとマニアックな腕時計で攻めたいという人なら、ルミノックスなんかもおすすめです。ルミノックスはアメリカ軍の仕様書に準拠した作りをしており、軍事的な使用にも耐えうる頑強さと耐久性に最大の特徴があります。普段使いの腕時計としてはクセが強く、変わり種として持つ人が多い一風異なる海外製ブランドです。

まとめ

日本製にも海外製にも、それぞれ独自の特徴があり、こうして並べてみるとやはり甲乙をつけがたいですよね。ただ、日本製と海外製の腕時計ブランドには、お互いにはない良さがあることも事実です。最終的には自分の好みに合った腕時計を選ぶのが一番ですが、日本製と海外製をシーンによって使い分けてみたり、またファッションと合わせながら選り好みできたりすれば、腕時計をより楽しみながら身につけることができるのではないでしょうか。